Collection: 藍染めのお皿
藍包丁を手がける職人と作り上げたお皿

木の根から地上1メートルぐらいまでの部分のことを徳島では「いかばり」と呼びます。
高級家具や建材では、地上1メートル以上の、木が真っ直ぐに伸びた部分を採取します。それは木目が揃っており綺麗だからです。
対して、根っこの部分である「いかばり」は、木目が激しく乱れています。
それは木が地中に根を張ろうとしている姿です。
その不均衡さ故に、高級木材として扱われてきませんでした。
でも、そこに生きるものの素直な姿が見えます。
ひとつの根っこから採取できる量は少ないため、製作できる皿の数も多くはありません。
この乱れた姿に、生き様、生命力、私たち人間に通ずる何か、を感じていただけたら嬉しいです。

【仕様】
素材:天然木(いかばり)
加工:藍染め+セラウッドコーティング防水塗装
製作:舞工房(徳島県)
全体に食品衛生法適合の防水コーティング材を塗布し、
藍染めが落ちないのはもちろんのこと、衛生面も向上させています。
この個性あふれるお皿は食卓を豊かな時間へと変えてくれます。
【職人について】
徳島県といえば藍染め。
台風の影響で川が氾濫しやすく、川上の土地や泥が流れてくるため、下流は食物の栽培に適した肥沃な大地となりました。生育上たくさんの栄養を必要とする藍にとって理想的な土地となり、藍染めが発展したのです。
一方で、徳島県は木工芸も盛んでした。県内には仏壇や高級家具などを作る腕のいい職人が多くいたそうです。
伝統技術というものは、あまり異業種同士の交流をやりたがりません。
ですが、徳島県では藍染めと木工芸がコラボするという奇跡が生まれました。
舞工房の多田正義さんもそれを確立したパイオニアのひとりです。
彼の長年の活動により、県内で木の藍染めを生業とする人が増えました。
いまでは体調面での不安や手の震えもあり、以前のようなスピードで量をこなすことが難しくなりましたが、いまでも現場に立ち続けています。
ぜひ彼の作品に宿る力に触れていただけたら嬉しいです。