2023年7月24日放送のテレビ東京「YOUは何しに日本へ」に登場するミスターカブに藍包丁をプレゼントしました。
当番組は、日本を訪れた外国人が日本でいろいろな異文化体験をするのを見届けるオモシロ密着番組です。
ここに過去何回も登場しているのが、日本のホンダのカブというバイクが大好きなアメリカ人、ネイサンコネリーです。「ミスターカブ」という面白いニックネームと、日本大好きな彼の素朴な人柄で有名になりました。今回の放送では、彼がカブにまたがって再度日本を旅しながら、これまでお世話になった人たちにお礼の挨拶をして回る、という内容でした。
私と彼が知り合ったのは2017年。ミスターカブが初めて日本中を周る放送を見て、彼のひたむきな姿に感動し、Facebookを通じて連絡を取ったことをきっかけでした。
はじめて彼と日本で会ったのは日本での2回目の旅をしている時で、彼が私の伝統技術プロデュースという仕事に興味を持ったことで、大阪にある藍包丁の制作現場を一緒に訪れました。その後も一緒に野球観戦をしたり、いろいろな場所に飲みに出歩いたり、彼の日本の旅の計画を手伝ったり、SNSで投稿するための文章を翻訳したり、いろいろな形で親交を深めてきました。
さて、今回は彼が「ミスターカブ」というキャラクターに一区切りつけるということで、日本滞在最後の日(成田に旅立つ前日)に我が家に泊まった時に、私から彼に包丁をプレゼントした時も撮影は行われていました(ただ、番組の本編では放送されてませんでしたが)。
この番組は完全密着ではないので、旅の全てを撮影しているわけではありませんし、カメラクルーがいつどこに現れるか知らされないことが多いので、最終日に我が家で撮影が入るとは予想していませんでした。
ただ、息子が「みいつけた!」というNHKの子供番組のパジャマを着ていたこともあり、他局のものが写ってしまったし放送されないことはわかっていました。なんといっても、今回のハイライトは、やはり森永ファミリーとの感動エピソードですしね。
さて、彼に何をプレゼントしたかというと、「藍包丁:新万能包丁18cm」という包丁でした。
彼が最近料理をするようになったと聞いていたので包丁を贈りたいと思っていたのですが、最初に選ぶべき1本の代表格である三徳包丁にするか、アメリカ人が慣れ親しんでいる牛刀にするか悩んでいたんですが、三徳と牛刀のいいとこどりの形状をしているこの1本を贈りました。刃には漢字で名入れもしてあげたので、我ながら彼の節目にぴったりのギフトになったのではないかと思っています。
話は戻りますが、彼曰く、テレビ密着型のキャラクター「ミスターカブ」を一旦卒業するだけなので、ネイサンコネリー個人として機会があれば日本に来たいと言っていました。永遠のお別れではないので、また彼から新しい知らせが届くのを待ちたいですね。私も引き続き彼の活動を応援していきたいと思っています。
エディットジャパン・坂元